トリップアドバイザー、クルーズ市場に本格参入、まずは英語サイトで7万コース以上の商品掲載

トリップアドバイザーは、クルーズの評価レビューや各種情報を扱う新しいプラットフォーム「トリップアドバイザー・クルーズ(TripAdvisor Cruises)」を2019年4月9日から稼働し、クルーズ市場に本格参入する。旅行調査フォーカスライト社が運営するニュースメディア「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」などが報じている。まずは米国と英国マーケット向けのプラットフォームとし、順次、取扱い内容を拡充していく考え。2019年4月11日現在、日本語サイトでは未対応だ。

スタート時点で、トリップアドバイザー・クルーズに掲載されているクルーズ商品は7万コース以上。掲載されている運航会社は、ロイヤルカリビアン・インターナショナル、カーニバル・クルーズライン、プリンセス・クルーズ、ノルウェージャン・クルーズライン、ディスニー・クルーズラインなど。

トリップアドバイザーのホームページ上のタブ「クルーズ(cruises)」をクリックすると、クルーズ情報ページにアクセスする。エリア・日数・価格などの条件で一覧されるクルーズ情報からは、クルーズ会社のサイトに遷移。旅行比較(メタサーチ)の手法でクルーズを選ぶことができるものとなっている。また、同社が「シップ・ティネラリー(Ship-tinerary)」と名付けたクルーズ船ごとの情報ページでは、利用者から集まった評価レビュー、旅のアドバイス、写真、アメニティや船内イベント・スケジュールが船別に掲載されている。

トリップアドバイサーは2007年、クルーズ情報を扱うクルーズ・クリティック社を買収しているが、同社については引き続き、米英豪市場向けの独立ブランドとして運営する方針。その一方で、新クルーズ・プラットフォームでは、クルーズ・クリティック社の知見を活かし、サプライヤー各社との関係構築を進めていくとしている。


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