国内の主要旅行49社、総取扱額は微増、海外パッケージツアーが不調 ―2019年2月実績(速報)

観光庁が発表した主要旅行業者49社の旅行取扱状況によると、2019年2月の総取扱額は前年同期比1.1%増の3862億2816万円だった。このうち、海外旅行が1.1%増の1656億9802万円、外国人旅行は6%増の157億8727万円、国内旅行は0.6%増の2047億4287万円だった。

観光庁による旅行会社への聞き取りによると、海外旅行は2018年に開催された平昌オリンピック・パラリンピックの反動があった一方で、団体旅行が好調に推移。外国人旅行は欧米豪市場が堅調だった。

上位5社の総取扱額では、最大手のJTBが3.9%減となった一方で、日本旅行が10.2%増、阪急交通社が9.7%増とともに2桁の伸び。また、旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の総取扱額は2.9%減の1018億9954万円で、取扱人数は4%減の283万1351人。旅行区分別では、外国人旅行の取扱額は5.7%増と堅調だが、海外旅行が5.4%減とマイナスが目立つ状況となっている。

観光庁:報道資料より

※2018年4月より、同統計の対象となるJTBグループは集計値を25社合計から12社合計に変更。KNT-CTホールディングスは11社合計から13社計に変更。また、2018年6月から楽天の数値が非公表となり、49社が調査対象となった。なお、「外国人旅行」は日本の旅行会社によるインバウンド旅行を指している。

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