国連世界観光機関(UNWTO)と日本観光振興協会(JTTA)、ぐるなびはこのほど、日本におけるガストロノミーツーリズムに関するレポート「UNWTO Report on Gastronomy Tourism: The Case of Japan」を発表した。
このレポートは、日本観光振興協会とUNWTOが2015年に締結した包括的業務提携事業の一環。2017からぐるなびが加わり、日本におけるガストロノミーツーリズム推進のため、観光庁全面協力のもと進められた。
内容は、「ガストロノミーツーリズム」の定義に加え、日本国内の観光を取り巻く状況を解説。全国47都道府県や基礎自治体への調査を経て明らかになったガストロノミーツーリズムの現状では、ほかの国と比較すると官民連携の取り組みが積極的である点に言及。ユネスコ無形文化遺産への登録などで世界的に知名度があがった「和食」は、従来より日本への旅行の動機となっていた状況なども報告している。
そのほか、レポートでは18の事例紹介もおこなっている。事例として取り上げられた地域は以下のとおり。
事例地域一覧
- 岐阜県飛騨地域
- 広島県東広島市
- 徳島県にし阿波地域
- 沖縄県今帰仁村
- 北海道後志地方
- 千葉県いすみ市
- 埼玉県秩父市(西武鉄道)
- 山口県下関市
- 山口県萩市
- 新潟県新潟市
- 宮崎県気仙沼市
- 奈良県
- 三重県多気町
- 大分県由布市
- 全国(全日本空、ANA)
- 東日本(東日本旅客鉄道、JR東日本)
- 全国(ぐるなび)
- 全国(ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構)
レポート(英語、PDFファイル、98ページ)は以下から入手できる。
Gastronomy Tourism – The Case of Japan