ウィラー、ベトナムで都市間バス運行とタクシー配車アプリを開始、日本品質を武器に

WILLER(ウィラー)はベトナムで都市間バス運行とタクシー配車アプリサービスに乗り出す。ベトナム最大級の交通事業を提供するマイリングループと同社のジョイントベンチャーである「マイリンウィラー」がタクシー配車アプリをすでに開始したのに続き、2019年8月から日本での実績を活かした都市間バス「MaiLinh WILLER EXPRESS」を運行する。

ベトナムの交通は、市内はタクシー、都市間はバスが主要な手段となっており、10月には2つのサービスをシームレスにつなぎ、出発地から目的地までの交通をひとつのアプリで検索・予約・決済できるようにする。同社は「ベトナムの抱える渋滞や交通事故、環境汚染といった社会課題の解決を目指し、移動を変える新しい交通サービスを提供したい」としている。

タクシー配車アプリはベトナム語、日本語、英語に対応。マイリン1社によるサービス提供で、品質の統一を図る。今後は事前予約、中国語、韓国語の対応も追加する予定。運行エリア・台数は2019年6月の開始時点ではハノイで1000台だが、2020年はベトナム全省1万6000台に拡大する計画。バス事業はハノイ/タンフォア間で2台を運行。IoTを活用した安全運行システムやオリジナルシートなど、日本品質、安心安全を望んでいる層をターゲットとする。

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