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国土交通省は、高速道路からの一時退出を可能とする「賢い料金」の展開地域を拡大する。すでに実験中の全国20か所の道の駅に加え、道の駅「木更津うまくたの里」(千葉県)、「みまの」(徳島県)、「人吉」(熊本県 2019年8月開業予定)が対象となる。
この取り組みは、高速道路で休憩施設間が離れている空白区間を減少する目的で展開されているもの。現状、間隔が約25キロメートル離れている区間が全国に100区間ほど存在しているが、「賢い料金」制度導入でその数の半減を目指す。
一時退出可能なのは、ETC2.0の利用者。高速道路から一時一般道に退出して道の駅で休憩などをおこない、1時間以内に再進入した場合には高速を降りない料金と同一とする。
なお、現在実験中の道の駅でもっとも人気があるのは「もっくる新城」(愛知県新城市、E1A新東名・新城IC)。そのほか、広島県の「舞ロードIC千代田」など東西物流ルートに該当する道の駅では、大型車の一時退出利用が多数。群馬県「玉村宿」などの観光地周辺では、休日小型車の利用が多いという。
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