パナソニックは空港で使用する「顔認証ゲート」の提供を拡大する。現在は国内5か所の空港(羽田、成田、中部、関西、福岡)に137式を導入しており、2019年度中には新千歳空港と那覇空港を含め、合計200式以上の導入を計画している。
パナソニック製「顔認証ゲート」は、同社の社内分社であるコネクティッドソリューションズが開発したもの。ゲートの運用をおこなう法務省では、日本人の出帰国手続きの合理化目的で、2017年から顔認証ゲートを導入開始。これまでの運用では、日本人旅行者全体の約8割がパナソニック製のシステムを利用しているという。
パナソニックによれば、同社の顔認証ゲートは、初めて利用する人や高齢者にも使いやすいだけでなく、高性能顔認証エンジンや不正検知機能など、機能性も充実。さらに、限られた空間で適切な配置ができる点が特徴と説明している。今後も空港での円滑・厳格な運用に貢献するとともに、オフィスや流通分野への展開など、顔認証ソリューションの確立を目指していく考え。