HIS、ユニゾ株を売却、有価証券売却益が29億円で純利益予想を増益に転化

エイチ・アイ・エス(HIS)は2019年9月27日、2019年10月期(2018年11月1日~2019年10月31日)の業績予想の修正を発表した。

業績予想の修正は、投資有価証券の一部を売却による特別利益計上が理由。売却するのは、TOB(株式公開買付け)が「応募なし」で終了したユニゾホールディングスの普通株式で、有価証券売却益は29億円。

これにより、修正後の業績予想は、売上高(前年比9.8%増の8000億円)、営業利益(11.6%減の160億円)、経常利益(21.6%減の153億円)は前回予想からの変更はないが、当期純利益は21.%増の113億円で、前回の減益予想(13.3%減の9600億円)から増益予想に転じた。

HISはTOB開始時、ユニゾホールディングスの株式4.79%(163万9500株)を有する筆頭株主だった。今回、売却した株式の数は発表していない。

なお、HISの敵対的TOBに対し、ホワイトナイトとなったフォートレス・グループによるTOB期間は、2019年10月1日までとなっている。

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