ヴァージン・オーストラリア航空は、オーストラリア政府の国際航空サービス委員会(International Air Services Commission/IASC)に羽田空港の発着枠の配分を求める申請書を提出した。2020年の夏ダイヤで増枠される羽田空港国際線昼間発着枠では、日豪の航空会社にそれぞれ1日2便(計4便)が割り当てられることが決まっており、すでにカンタス航空はIASCに申請している。
申請したのはブリスベン/羽田線。機材はA330-200。同路線と双方の国内線でANAとのコードシェアも提案しているという。ヴァージン・オーストラリア航空は現在、日本への直行便は運航していないが、シンガポール航空とのコードシェア便として日本の5空港に乗り入れている。
日豪間のトラフィックは2015年以降およそ50%増加していることから、ヴァージン・オーストラリア航空はオーストラリアの旅行市場にとって日本は重要との認識を示したうえで、羽田就航は日豪間の競争を高め、日本とオーストラリアの消費者に対してより価値のある選択肢を提供する機会になるとコメントしている。
IASCは今年10月31日までに羽田枠の割当を決定する見込み。