八丈島で来島者向けにMaaS実証実験、自動運転バスと地域交通を連携、東京都の自動運転事業で

報道資料より

愛光観光、八丈島観光協会、NTT東日本東京事業部、群馬大学、NTTデータは、東京都の『自動運転技術を活用したビジネスモデル構築に関するプロジェクト』 事業に基づき、八丈島の観光活性化に向け、MaaSの仕組みを取り入れた自動運転バスと既存の地域交通を連携さる実証実験を実施する。

昨今の離島人気にともなって、八丈島への来島者数は2015年から4年連続で増加。特に観光シーズンの夏場には島内の交通手段不足から、島内観光をする観光客の移動で課題が生じているほか、八丈島のタクシー運転手の高齢化も問題となっていることから、今回のMaaS実証実験を行うことにした。

実施実験では、将来の事業化に向けて、来島観光客の反応や回遊性などの変化を検証する。また、合わせてICT技術を活用し、自動運転バス車内、観光協会オフィス、八丈島空港でWi-Fiやデジタルサイネージの整備、ロボットなどによる八丈島の観光情報の提供、八丈島観光MasSチケット購入時のキャッシュレス決済機能も提供していく。

実施期間は2019年10月28日から11月12日。自動運転バスを八丈島空港と八丈島観光協会を結ぶルートで1日3往復運行。全日空便の発着時刻に合わせたダイヤを設定する。自動運転バス車両は、群馬大学が自動運転車両に改造したeCOM-10。自動運転中の運転席には、愛光観光の運転乗務員(テストドライバー)が、ハンドルに両手を添えながら乗務する。

この実証実験では、電子チケット「八丈島観光MaaSチケット(800円)」を購入した利用者に、MaaSポータルを通じて、連携するタクシー、自動運転バス、町営バスの乗換案内、連携タクシーの乗車予約(初乗り分チケット付き)、自動運転バスの乗車予約、連携施設で利用可能な割引クーポンを提供する。

報道資料より

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