アリババグループは、2019年7~9月期の決算を発表した(会計年度は4月1日から3月31日まで)。それによると、グループ全体の売上高は前年比40%増の1190.17億元(1兆9042.72億円)、営業利益は同51%増の203.64億元(3258.24億円)、調整後EBITDAは同39%増の371.01億元(5936.16億円)となった。
また、コアコマース事業の調整後EBITAは同29%増の385.74億元(6171.84億円)。株主に帰属する当期純利益は725.40億元(1兆1606.4億円)、当期純利益は707.48億元(1兆1319.68億円)を計上した。
中国小売市場における月間モバイルアクティブユーザー数も増加を続けており、2019年9月末時点で2019年6月時点より3000万人多い7.85億人に達した。さらに、中国小売市場における年間アクティブコンシューマー数も、2019年6月時点より1900万人に多い6.93億人に増加した。
同グループ会長兼CEOダニエル・チャン(張勇)氏は、2024年度末までに10億人の年間アクティブコンシューマーにサービスを提供し、10兆元(160兆円)以上の年間取引額をマーチャントに提供することを目指す。これからもユーザー体験の向上とイノベーションテクノロジーに注力するとともに、ユーザーに新しい価値を提供し、数百万の企業がこのデジタルエコノミー時代にデジタルトランスフォーメーションを遂げられるようサポートしていく」とコメントしている。