エクスペディア・ジャパンは、世界23か国で実施したホテルに関する国際比較調査の結果を発表した。
これによると、「ホテルで重視するもの」で日本人は、Wi-Fi(84%)、室内冷蔵庫(78%)、無料アメニティ(77%)がトップ3に。一方、重視しないものは「ベビーシッターサービス」(18%)、ジム(20%)、プール、ミニバー、部屋のハイテク機能(各23%)となった。ただし、「プール」は調査対象の世界平均で64%が重視すると回答。そのほか、「ホテル内のバーやレストラン」は世界平均75%に対して日本は56%になっており、外国人が「ホテル内の設備」を重視するのに対し、日本人は「室内設備」を重視する傾向が鮮明に表れる結果となった。
特に、世界では65%が重視すると回答した「屋外スペース・グランド」は日本では32%。世界では66%が重視する「家族連れにやさしい」も日本は38%となっており、海外に比べると日本はホテル内で家族と遊ぶ時間を期待していないことがうかがえた。
なお、「ホテル予約時に重視するもの」では、価格(92%)、立地(88%)、無料Wi-Fi(85%)の順。このトップ3の項目は、すべての国でトップ3にランクインした。
調査は2019年4月12日~4月29日まで、アメリカ、ブラジル、オランダ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インド、台湾など23か国地域の男女1万8237名を対象に実施した。