エクスペディア・グループはこのほど、職場の機会均等を目指す「ダイバーシティおよびインクルージョン推進」に取り組むことを発表した。同社プレジデント兼CEOのマーク・オカストロム氏が、各社のCEOが主導する団体「CEO アクション」に署名したもの。
今後は、米国企業や多国籍企業で構成される旅行業界団体「Travel Industry Group(トラベル・インダストリー・グループ)」を発足。差別被害者の支援、障がい者やLGBTQ旅行、ダイバーシティを意識したマーケティングやトレーニングなどの各種取り組み、イベントでのダイバーシティ・インクルージョン啓発、旅行業界でのダイバーシティ・インクルージョン現状調査などを進め、他企業と成功事例や課題の共有を進める。
同社はこれまでも様々な人々が共存する職場環境構築を推進。例えば、無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)への取り組みの一環として、独自のビデオ面接ツールや採用プロセスの可視化、ジェンダーバランスを考慮いた応募者選定の義務付けなどをおこなっている。