米NYC「エンパイヤーステートビル」展望台の改修完了、テクノロジー駆使で新アトラクションが登場

米・ニューヨーク市観光局によると、同市の観光名所でもあるエンパイヤーステートビル(ESB)が、1億6500万ドル(約180億円)を投じ4年間をかけて実施した展望台(ESBO)の再開発工事の最終プロジェクトとなる80階の改修を完了した。80階ではさまざまなテクノロジーを活用した新アトラクションを楽しむことができる。

観光客が楽しめる主なポイントは以下のとおり。

NYC: アバブ・アンド・ビヨンド (NYC: Above and Beyond)

エンパイヤーステートビルとニューヨーク市観光局が共同で製作したインタラクティブなデジタル画面。観光客は、興味がある内容と滞在日数などに関する質問に答えると、膨大な情報をもとにニューヨーク市内の5つの行政区の観光プランを作成することが可能。作成した旅程はQRコードを使用して個人の携帯端末にダウンロードすることができる。

光の芸術性(Artistry in Light)

世界的な照明デザイナーであるマーク・ブリックマン氏がナレーションを担当する短編映像展示。 エンパイヤーステートビルの光と音楽のショーの製作過程を知ることができる。

スティーブン・ウィルシャー氏の絵画(Stephen Wiltshire's Drawing)

エンパイヤーステートビル上空をヘリコプターで飛行し、その記憶だけでニューヨーク市の風景を描いた英国の著名画家スティーブン・ウィルシャー氏の3分間のドキュメンタリー映像。

ニューヨーク市の風景をARで(Scenes of NYC)

タイムズスクエアからコニーアイランドまでニューヨークの名所9カ所の全景を映し出すインタラクティブAR。

ショータイム・ピクチャーズ(Showtime Pictures)

25種類のHDカメラを使用して25の異なったアングルから自分の写真を撮影。

シェア・ユア・エクスペリエンス(Share Your Experience)

出口にある4つの画面上で、各自のSNSで写真を共有。画面上には、ハッシュタグ#empirestatebuildingでシェアされた画像で作られたビジターのモザイクシャドーが映される。

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