オンライン旅行サービス「Trip.com(トリップドットコム)」グループはこのほど、2020年の春節休暇(2020年1月24日~30日まで)の中国人の旅行動向予測を発表した。
それによると、中国周辺国でもっとも人気のある旅行先は日本。次いで、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムと続き、10位までの順位はここ2~3年同じとなった。日本での旅行目的は、「雪見」「温泉」「ウインタースポーツ」といった体験型商品が人気で、春節期間も同じ傾向がみられるものと予測している。
一方、長距離海外旅行先でもっとも人気があるのはオーストラリア。そのほか、アメリカ、イタリア、ニュージーランド、イギリスなどの順となった。
同グループの中国におけるブランド「Ctrip」の統計にもとづき観光消費の動向をみると、春節期間に人気のある商品は、上位からツアー旅行、個人旅行プラン、カスタムツアー、エンターテインメント/日帰り旅行プラン。家族が安心できるプライベートかつ高品質のツアーが重視される傾向にあるほか、各種プランを自由に決定できるプライベートツアーの人気が上昇傾向にあるという。
なお、春節期間における海外旅行商品の購入ルートをみると、62%がオンラインで予約。一方で、Ctrip、Traveling Bestone、Qunarといったオフラインショップも高い人気を維持している様子がみられた。