ドイツの大型旅行商談会も延期、代替バーチャル商談会を準備、新型コロナの影響で

ドイツ観光局は2020年5月10日~12日まで、ロストックで開催予定だった旅行商談会「ドイツトラベルマートGTM2020」について、2021年への延期を決定した。ホスト州のメクレンブルク・フォアポメルン州観光局との協議の上で決定したもの。2021年も同州で開催する。

GTMでは45か国から旅行関係者が参加し、サプライヤーとの対面式の商談アポイントが2万件以上行なわれる。今回の決定についてドイツ観光局では、参加者の安全を最優先したものと説明。延期に伴い、招待済みのバイヤーとサプライヤーが商談できるデジタルマーケットプレイスを準備するとしている。

さらにドイツ観光局は、顧客や旅行予約数の激減が、中小企業の多い観光業界の経済的な脅威になっていることも指摘。旅行会社やOTAと密にコンタクトをとり、ドイツ観光のステークホルダーとともにリカバリーへの対応をしていく方針だ。

なお、新型コロナウイルスの影響で、3月4日から開催予定だった「ITBベルリン」が中止。フランス観光開発機構も3月24日から開催予定だった「ランデブー・アン・フランス2020」の延期を発表するなど、旅行業界での大型イベントの中止や延期が発表されている。

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