日本政府観光局、訪日プロモーション重点市場に中東とメキシコを新たに追加、準重点市場には北欧地域とブラジルも

日本政府観光局(JNTO)と観光庁は、2020 年度から訪日プロモーション事業の実施対象となるビジット・ジャパン重点市場に中東地域とメキシコを新たに追加することを決めた。これにより、重点市場は21市場および1地域に拡大することになる。

中東地域は、UAE 、サウジアラビアを中心とした湾岸協力理事会(GCC)6カ国とトルコ、イスラエルが対象。2019年の訪日旅行者数は、中東地域が前年比17.6%増の9万5160人、メキシコが同4.8%増の7万1745人で、いずれも過去最高を記録した。

中東地域では、今年6月から7月にドバイで開催予定の観光見本市「Arabian Travel Market 」に出展。メキシコでは、今年9月開催予定の「ILTM North America 」に出展するほか、航空会社や旅行会社との共同プロモーションを展開していく(新型コロナウイルスの影響などで変更・中止もありうる)。

また、準重点市場には北欧地域(スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク)とブラジルが新たに追加。重点市場化に向けた市場調査や試行的なプロモーションを実施していく。2019年の実績は、北欧地域が同6.3%増の14万1004人、ブラジルが同7.6%増の4万7575人。

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