アメリカン航空は、米財務省からペイロール・サポート・プログラム(PSP:給与支援策)として58億ドル(約6228億円)の財政支援が認められたと発表した。PSPは、新型コロナウイルス支援・救済・経済安定法(the Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act)に基づいて策定されたもの。
これにより、同航空は、直接交付で41億ドル(約4402億円)、低金利貸付で17億ドル(約1825億円)を受け取ることになる。PSPは今年9月30日までの措置。その期間、同航空の従業員は、レイオフや給与引き下げを免れることができるようになる。
このほかに、同航空は約47億5000万ドル(5100億円)の貸付を個別に米財務省に申請する予定。また、株の買い戻し、配当、役員報酬で制限をもうけることも決めた。
*円換算は1ドル107円でトラベルボイス編集部が算出。