山岳医療救助機構は、新型コロナウイルスの感染者数の減少による経済活動の再開に伴って、登山活動も再開してくると見られることから、「登山再開に向けた知識」を公表した。これは、4月27日~5月6日にかけて実施した「登山再開に関するアンケート」の結果をもとに、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のガイダンスに基づいて医学的見地からまとめたもの。
山小屋の利用再開に向けた準備では、「清掃と消毒箇所を決める」「入館前のスクリーニング」「登山者への感染防止対策」「スタッフの感染防止対策」「消毒や防護資機材の手配」「スタッフの管理とトレーニング」を紹介。このほか、登山者、公園管理者、山岳遭難救助隊に向けて具体的な対策を提案している。