旅行比較サイトを運営するスカイスキャナージャパンは、「新型コロナウイルス感染症と旅行に関する意識調査」を実施、その結果を発表した。調査対象は、日本、韓国、イギリス、アメリカで調査期間中にスカイスキャナーのウェブサイトを閲覧した人。有効回答数は3208人(日本600人、韓国551人、イギリス1463人、アメリカ594人)。
渡航・入国制限などが解除されたうえで、 実際に海外旅行を再開したいと思うタイミングを聞くと、 日本、韓国、イギリスでは「感染の心配がないと思えたとき」、 アメリカでは「航空券が手の届く価格になったとき」と答える人が約4~5割を占め最多となった。
また、実際の旅行予約へ踏み出すには、「キャンセル時に100%払い戻し可能・手数料無料の航空券を航空会社が提供している」ことが最も必要とされ、その割合はいずれの国でも約6~8割にのぼった。
今後旅行先を決めるときに最も重視する点については 、日本と韓国では「旅行先での安全性」、イギリスとアメリカでは「費用」が最多。
コロナ禍後の旅行スタイルの変化については、 日本と韓国では「旅行の時期に注意する」「感染リスクが低い旅行先を選ぶ」といった慎重な考え方が約5割を占めた一方、イギリスとアメリカでは「旅行の頻度を増やす」「より冒険的な旅をする」と回答した人の割合が日本・韓国を大きく上回る結果となった。
このほか、サステナブルな旅についての意識調査では、日本では「旅のスタイルは変わらない」と答えた人が50%だった一方、アメリカと韓国では「サステナ部な旅を選択したい」が半数を超え、対照的な結果となった。