タヒチ観光局によると、フランス領ポリネシアは2020年7月15日から、海外からの観光客受け入れを再開する。5月29日以降、新型コロナウイルスの発症例が確認されていないのを受け、感染拡大阻止に向けたガイドラインを策定したうえで再開を決定した。
これを受けて、同局は6月19日からグローバルキャンペーン「世界と再びつながるタヒチの島々。( Reconnect With The World in The Islands of Tahiti )」を開始。タヒチ観光局ジェネラル・マネージャーのジャック・ウエノヤマ氏は、「タヒチの島々は、安全で貴重な世界とのつながりを再び感じさせる場所になる。海外旅行が可能になった際に、日本の旅行者が訪れることを願っている」などと語っている。
7月15日からの観光客受け入れに際し、特別な入国制限措置と健康管理についてのガイドラインを策定、運用する。観光客誘致のキャンペーンはデジタルで段階的に展開。まず、タヒチの島々の絶景、自然、マナの精神といった魅力をあらためてアピールしたうえで、第2段階として旅行予約の促進を予定している。
なお、フランス領ポリネシアは3月19日から6月21日現在、全ての非居住者の入域を拒否。外務省の海外安全情報では6月21日現在、タヒチ、モーレアなどはレベル3「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が発出されている。