【図解】欧米豪からの2020年6月の訪日客数99.9%減、主要3国の提供座席数は9割マイナスに

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2020年6月の訪日外客数が前年同月比99.9%減の2600人(推計値)にとどまった。これをアメリカ、オーストラリア、イギリスの欧米豪3カ国でみると、アメリカが99.9%減の100人、オーストラリアが100%減の10人、イギリスが99.9%減の30人で、合計で99.9%減の計140人だった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アメリカ、オーストラリア、イギリスに滞在歴(上陸の申請日14日前以内)のある外国人は4月3日以降、日本への上陸拒否の対象となっている。また、現地政府の措置としては、アメリカで6月下旬から感染者数が増加。夏頃までのクルーズも中止となっているほか、オーストラリアは州内および一部州外旅行から順次許可されているものの、海外渡航禁止措置は依然として続いている。英国も外国への渡航禁止勧告が発令されている。

需要急減とともに、長距離の欧米豪市場でも航空会社が日本行きフライトの運休、減便をさらに追加。航空データOAG社によると、6月にアメリカ、オーストラリア、イギリスの3カ国から日本に到着した国際航空は便数で前年同月90%減の237便、提供座席数で90.1%減の5万9330席となった。2カ月前の4月と比べると、便数が96便、提供座席数が2万621席減少している。

国別では、アメリカが89.9%減/198便、89.7%減/5万881席、オーストラリアが94.7%減/13便、95.4%減/3120席、イギリスが84.4%減/26便、85.8%減/5329席だった。

アメリカ、オーストラリア、イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

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