航空データ分析を提供するOAG社は、2020年9月28日の週時点で算出された2020年夏季の航空会社の提供座席数について、世界トップ20を発表した。
それによると、1位はアメリカのサウスウエスト航空で提供座席数は前年同期比37%減の7678万席。同航空は国内線を中心に運航していることから、新型コロナウイルスによる影響は比較的低かった。 5月の国内線の提供座席数は前年同月比61%減と最低レベルにあったが、その後着実に回復している。
2位は中国南方航空で同22%減の6378万席。新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んで以降、国内線市場が回復。国際線の座席供給量は同95%減だったが、国内線は同8%減とほぼ前年並みに回復した。
3位は中国東方航空で同26%減の5763万席。中国南方航空と同様に、国内線は2月には最低レベルに落ち込んだものの、夏季は同10%減にまで回復した。国際線は同96%減。
日系航空会社では、ANAが同33%減の2138万席で9位、JALが同62%減の1026万席で13位。
トップ20は以下の通り
- サウスウエスト航空 7678万席(-37%)
- 中国南方航空 6378万席(-22%)
- 中国東方航空 5763万席(-26%)
- アメリカン航空 4500万席(-59%)
- デルタ航空 4041万席 (-64%)
- 中国国際航空 3675万席(-32%)
- ライアンエアー 2543万席 (-73%)
- ユナイテッド航空 2154万席 (-74%)
- ANA 2138万席 (-33%)
- インディゴ 2102万席 (-59%)
- イージージェット 1548万席 (-77%)
- ターキッシュエアラインズ 1049万席 (-77%)
- JAL 1026万席 (-62%)
- エールフランス 1009万席 (-66%)
- アラスカ航空 949万席(-64%)
- アエロフロート・ロシア航空 881万席(-68%)
- ルフトハンザ 713万席(-85%)
- LATAM 681万席 (-86%)
- ブリティッシュ・エアウェイズ 570万席(-83%)
- エア・カナダ 473万席 (-78%)