ロイヤル・カリビアン、クルーズ乗船前の検査を全員実施、新たな公衆衛生基準を策定、「ソーシャルバブル」を形成

米クルーズ大手のロイヤル・カリビアン・インターナショナルは、アフター/ウィズコロナ時代を見据えたクルーズにおける新しい公衆衛生基準「The Royal Promise」を策定した。すべての旅行者と乗務員に乗船前の新型コロナウイルス検査を必須条件とする。同社では、クルーズは外部から隔絶された「ソーシャルバブル」を形成することになるため、感染リスクを最大限減らすことが可能としている。

ソーシャルバブルの考え方(報道資料より)The Royal Promiseは、米国疾病予防センター(CDC)、世界保健機関(WHO)、クルーズライン国際協会(CLIA)などと連携して策定された。主な内容は以下の通り。

  •  公衆衛生の専門家委員会の設置、病院などの医療施設にも匹敵する衛生基準の導入 
  •  高性能な換気システムを各客船に導入 
  •  厳格な衛生基準に基づいた、徹底した客室・各施設の洗浄と消毒 
  •  ゾーン分けされた医療施設 
  •  船内で迅速な感染症検査ができるようPCR検査機を各客船に導入 
  •  乗船前に全乗員・乗客へ感染症検査を実施 
  •  船内のマスク着用 
  •  客船の定員を80%~50%に抑え、船内での混雑を回避 
  •  混雑を回避する新たな避難訓練「マスター2.0」を導入 
  •  船内での新型コロナウイルス発生時における厳格な対応計画 
  •  万が一の際には、乗客の負担を軽減するクルーズ保険【COVID-19プロテクション】を全乗客へ無料で付与 

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