日本政府観光局(JNTO)によると、2020年10月の日本人出国者数(推計値)は、前年の166万人から大幅に減少し、前年比98.1%減の3万1000人となった。
航空データOAG社のデータで日本発の国際線実績をみると、国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数で前年比86.3%減の2929便、提供座席数で86.7%減の66万3615席で、前月とほぼ同水準の推移となっている。
なお、日本政府は11月1日、条件を満たす日本人と在留資格保持者に対し、海外への短期出張時の14日間待機を緩和した。米国ハワイ州では、ハワイ到着後の自己隔離免除のための事前検査プログラムを行なう提携医療機関を増やしており、来月以降の海外渡航者数の推移に注目したい。
直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。