全日空(ANA)はこのほど、国際航空運送協会(IATA)の女性活躍推進に関する取り組み「25by2025」に参画した。「25by2025」は2025年までに航空業界全体のダイバーシティ&インクルージョンを推進するために2019年9月、IATAが開始した取り組みで、現在グローバルで56社が参画。日本の航空会社が参画するのはANAが初めてとなる。
具体的には、ANAにおけるダイバーシティ&インクルージョンに関する実績値をIATAへ年次報告。また、2025年までに上級職に就く女性社員数を現状比で25%増、または構成比で全体の25%以上を実現する。このほか、運航乗務職や女性が少数派である分野の女性社員数25%増、構成比25%以上、ANAがIATAへのガバナンスポジションへ推薦する社員のうち、女性の構成比25%以上、IATAや他社との協力も図る。
ANAは2015年4月に「ANAグループダイバーシティ&インクルージョン(D&I)宣言」を策定。D&I推進を経営戦略の柱のひとつに掲げている。