日本ユニシス、航空券の新流通規格「NDC」認証レベル4を取得、航空券と付帯商品のワンストップ提供へ

日本ユニシスは、日本のITプロバイダーとして初めてNDC認証レベル4を取得する。アイルランドのJR Technologies(JRT)が提供する航空・旅行業界向けプラットフォーム「Aerostream Full Retailing Platform」との接続を開始したことによるもの。

JRTは、国際航空輸送協会(IATA)が進める新しい流通規格NDC(New Distribution Capability)と次世代流通改革プログラム「ONE Order」の牽引役。この接続によって、日本ユニシスの旅行商材流通サービス基盤「Offer Links」で、運輸・観光事業者にワンストップで自社商材と他社商材を提供できるマーケットプレイスを提供する。

NDCは、航空券流通データの新しい標準規格。NDCを通じて、航空会社の自社公式サイトでのみ販売していた航空券以外のアンシラリーサービス(機内食やラウンジ利用券、旅ナカ商材など航空券に対する付帯商品)を、旅行代理店経由でも、写真や動画などリッチコンテンツ付きで取り扱うことが可能になる。

その認証である「認証レベル4」は、航空券とアンシラリー商品を網羅的に注文一元管理や各商品の注文後の状態管理に対応していることを示すのが目的。この認証によって、航空券の購入から実際実施まで、よりスムーズな流れを体験できることとなる。

ONE Orderは、IATAの次世代流通改革プログラムのひとつ。航空会社で管理している予約単位(PNR、ETKT、EMD)を段階的に廃止し、現在のデジタル流通時代に適合した「オーダーレコード」に統一して置き換えることで、航空会社の予約および会計システムを簡素化する。

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