2020年12月の消費者物価指数、マイナス1.0%の大幅下落、GoToによる宿泊料指数下落が影響、通年では4年ぶりマイナス

総務省が2021年1月22日に発表した2020年12月の消費者物価指数によると、生鮮食品を除いた総合指数が、前年同月比でマイナス1.0%と大幅な下落となった。マイナスは5ヶ月連続。「GoToトラベル事業」の影響で「宿泊料」指数が前年同月比で33.5%下落したことが大きく響いた。

「GoToトラベル事業」の影響を試算(割引対象宿泊施設の料金について、機械的に割引前料金に戻して集計した試算)すると、前年同月比で 32.6%の下落。12 月は一部地域が割引対象から除外されたことによって、11 月の影響度(-35.1%)と比較すると、マイナス幅は縮小した。

GoToトラベルの影響を除いた試算では、生鮮食品を除いた総合指数は、前年同月比でマイナス0.6%。

また、2020年通年の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が前の年と比べてマイナス0.2%となり、2016年のマイナス0.3%以来4年ぶりの下落となった。通年の「宿泊料」指数はマイナス16.7%。

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