USEN-NEXT GROUPのアルメックス社は、新たにAndroidSTBを用いた客室向けテレビシステム「IoT Terminal(アイオーティーターミナル)」を発表した。宿泊施設の客室に専用端末を設置することで、施設側が宿泊者の滞在状況を可視化できるセンシング技術を活用した製品。これにより、客室の室温や湿度を計測し、コントロール機能と連携して快適な空間を提供できるほか、照度や消灯時間、テレビ視聴状況などのデータを把握することで滞在状況の把握に活用する。
また、「IoT Terminal」は、アルメックスのアプリ作成サービス「ステイ・コンシェルジュ」で作成した宿泊施設の公式アプリと連動することで、宿泊客のスマートフォンがテレビのリモコン替わりになり、テレビやビデオ・オン・デマンドなどの映像サービスの操作や空調、照明などのコントロール、さらにルームオーダーなどにも活用できる。同社は「コロナ禍で触れることにナーバスになるなか、ゲストへの安心感にもつながる」とアピールしている。このほか、1200タイトルの映像、ビデオサービス、混雑状況表示機能などもある。