ブッキング・ホールディングス決算、2020年度は大幅な減収減益、純利益は99%減

ブッキング・ホールディングスは、2020年度第4四半期(2020年10月~12月)の営業実績を発表した。同期も引き続き新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化や政府の旅行規制の影響を大きく受けたため、予約泊数は前年同期比60%減の約7600万泊に落ち込み、旅行関連サービスの総予約高も同65%減の73億ドル(約7745億円)と大幅な減少に終わった。

この結果、売上高は同63%減の12億ドル(約1273億円)となり、前期の12億ドルの純利益から1億6500万ドル(約175億円)の純損失に転落した。調整後EBITDは前年同期の13億ドル(約1379億円)の黒字から3800万ドル(約40億円)の赤字に急落。

2020年度通期では、総予約額は同63%減の354億ドル(約3兆7559億円)。売上高は同55%減の68億ドル(約7215億円)、純利益は同99%減の5900万ドル(約63億円)に終わった。調整後EBITDは同85%減の8億7900万ドル(約933億円)。

同社CEOのグレン・フォーゲル氏は「旅行市場は、2020年度第4四半期から今年1月にかけて、引き続き厳しい状況にあったものの、2月に入り、予約傾向で改善の兆しも見え始めている。この先、需要の力強い回復が見られるだろう」とコメントしている。

※ドル円換算は1ドル106円でトラベルボイス編集部が算出

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