AP通信によると、米疾病予防管理センター(CDC)は、クルーズ業界に対して、CDCの定めた新たなガイドラインを遵守することを条件に、2021年7月中旬にも米国発着のクルーズ運航の再開を認める。
CDCが新たに設けたガイドラインでは、乗員の98%、乗客の95%がワクチン接種を完了していれば、ボランティアを乗せたテスト航海が免除され、商業運航を再開することが可能になる。
テスト航行のうえで商業運航を再開する場合、この審査期間を、これまで提示してきた60日から5日以内に大幅に短縮。乗船前検査では、ワクチン接種者はPCR検査ではなく、より迅速に結果が判明する抗原検査を認める。
寄港については、クルーズ会社が一定の基準に従えば、ガイド付きの寄港観光を許可。寄港する港湾と地元自治体が認めれば、複数の港に寄港することも可能に。さらに、感染者との接触の可能性がある乗客に対する検疫ガイドラインも明確にした。