世界的な航空輸送情報技術会社SITA、スターアライアンス、NECの3社は、スターアライアンス加盟航空会社向けに空港での生体認証サービスを提供することで合意した。これにより、生体認証IDを搭乗券として利用することが可能になり、空港でのタッチレス化がさらに進むことになる。
SITAのID管理ソリューション「スマートパス」とNECの生体認証プラットフォーム「 I:Delight」を接続。スターアライアンス加盟航空会社は、このシステムを活用することで、生体認証による旅客処理を行うことが可能になる。スマートパスはすでに世界の460空港で導入されている。
I:Delightはマスク着用でも顔の認識が可能。乗客は一度だけ顔情報を登録するだけで、生体認証IDを搭乗券として、利用可能な空港で複数の加盟航空会社の乗り継ぎもタッチレスで通過することも可能になる。
なお、スターアライアンスとNECは、2019年7月に生体認証を活用した本人確認プラットフォーム(Star Biometrics Hub)の開発で協業を発表。NECの顔認証技術を活用した開発をすすめてきた。