両備グループ、月単位で路線バス乗り放題のサブスク定期、スマホで買ってスマホで乗車

両備ホールディングスと両備システムズは2022年1月13日、両備バスの路線バス定期券サービスの一部にサブスクリプションサービスプラットフォーム「passful(パスフル)」を導入すると発表した。定期券をオンライン上でサブスクリプションで購入し、スマホのQRコードをかざすことで路線バスを乗り放題で利用できるようにする。

利用開始は2月1日から。平日10時以降、土日祝終日を対象に、両備バスの路線バスが月単位で乗り放題となる。早朝の利用は不要だが月当たりのバス利用が多い人、平日の利用もあるが週末は路線バスに乗って、遠方まで出かけたい人などの需要を見込む。料金は2・3月がリリース記念で1カ月あたり3500円、4月以降が1カ月あたり5000円。簡単なアンケートに答えると翌月の定期代を割り引くサービスも提供する。

地域社会資本のDXプロジェクト第1弾として、スタートアップのispec社と共同で実装した。両備グループは既存の交通・運輸・観光、情報、生活のアセットやコネクション、データ、ispecは技術力、事業開発力をそれぞれ提供して掛け合わせることで、地方発のプロダクト創出を目指す。まずは移動サービスのDXとして提供し、今後さらに範囲を広げていくという。

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