不動産事業「いちご」、自社開発のAIホテル収益管理システムの外部販売を開始、機械学習で最善の価格設定を提案

ホテルマネージメントなどを展開する不動産会社「いちご」は、同社が独自開発したAIレベニューマネージメントシステム「PROPERA (プロペラ)」について、デベロップ社と利用契約を締結した。これまで、同社および「いちごホテルリート投資法人」のホテルで「プロペラ」をテスト運用してきたが、今回、外部販売を開始した。

デベロップは、ビジネスホテルや災害等有事の際は仮設宿泊所に転用可能な「レスキューホテル」などを展開しており、2021年12月末現在、全国で44棟(開発準備中を含む)のホテルを運営。2024年12月末までに全棟で「プロペラ」を導入をする。

プロペラは、コンサルティングと業務支援、アルゴリズムとAIを融合した売上管理システム。現状の統計プロセスを基にした過去データの複数要因の解析や、予測能力の高い機械学習によって、365日の過去データを状況予測を含めた最適な手法で最善の宿泊施設の価格設定を提案する。いちごによると、導入ホテルでは、年間収益を約10~40%向上させた。

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