トリップ・ドットコム・グループ(Trip.com)は、2022年度第1四半期(2022年1月~3月)の営業実績を発表した。中国国内では新型コロナウイルス感染者の発生によって厳しい措置がとられたことから、旅行業界は大きな影響を受け、同社の販売も減少した。
売上高は、前年同期比とほぼ同水準の41億人民元(約820億円)。2021年度第4四半期と比較すると12%減となった。
部門別では、宿泊施設が前年同期比8%減の15億人民元(約300億円)。2021年度第4四半期比で24%減となった。交通チケットが前年同期比10%増の17億人民元(約340億円)。パッケージツアーが前年同期比27%減の1億2400万人民元(約24.8億円)。法人旅行が前年同期比12%減の2億2200万人民元(約44億円)。
最終的に、最終的に営業損失は3億5900万人民元となり、前年同期の7億8700万人民元(約157億円)から大きく改善したものの、前年同期の18億人民元(約360億円)の黒字から9億8900万人民元(約198億円)の赤字に転落した。
※人民元円換算は1人民元20円でトラベルボイス編集部が算出