全国のお祭りを支援する「オマツリジャパン」は、青森県との連携のもと、3年ぶりの開催となった青森ねぶた祭でプレミアム観覧席を販売した。販売価格は1日2組の20万円席と1日1組の100万円席。収益を地域経済および青森ねぶた祭の担い手に還元することで、持続可能な循環モデルの創出を目指すもの。
プレミアム観覧席は、ホテル青森の敷地内に設けた横5.5メートル、奥行き7.2メートル、高さ2.5メートルの2階建ての大型桟敷席。青森県の厳選したお酒と食のペアリング、ホテル青森館内施設の利用のほか、2階の100万円席では、座席専属コンシェルジュとねぶた師による解説も付けた。
同社によると、高額ながら利用者の満足度は高く、「快適な空間で人混みを気にせず観覧できた」「ねぶた師の解説がとてもわかりやすかった」「桟敷席は今までで経験したことがない高さ」「売上金の寄付は地元のためにもなる」などの意見が寄せられたという。
オマツリジャパンでは、青森ねぶた祭りをモデルケースに、プレミアム観覧席の取り組みを他の祭りにも横展開し、持続可能な循環モデルを発展させていく考え。