ネットショッピングの支出増加に「旅行消費」が大きく寄与、旅行関係費が前年比2.4倍に ―家計消費状況調査

総務省統計局は先ごろ、「家計消費状況調査(2022年7月分結果)」を発表した。それによると、7月はネットショッピングによる支出額の増加に旅行系の消費が大きく寄与している傾向が明らかになった。

2022年7月の二人以上の世帯のネットショッピング支出額は2万1940円、前年と比べて名目20.4%増(※1)となった。ネットショッピング利用世帯の割合は53%で、前年比1.2%増にとどまっている一方、コロナ禍でのネットショッピング支出増が際立つ結果となった。

内訳をみると、旅行関係費は前年比約2.4倍(3595円、前年比・名目135%増)と大きな伸びで、名目寄与度(※2)は11.3%と2桁を記録。食料(4623円、前年比・名目12.2%増)、チケット(851円、前年比・名目91.7%増)などと比較して増加が顕著な結果となった。

※1 名目増減率=物価水準の変動の影響を除去していない増減率のこと

※2 名目寄与度=全体の変化に対する貢献度合いのこと

ネットショッピング支出額の内訳

詳細データは以下から参照できる。

家計消費状況調査_ネットショッピング主要項目(データ付きグラフ:トラベルボイス作成)

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