エアビーアンドビー(Airbnb)は、2022年第3四半期(7月-9月)の営業実績を発表した。それによると、宿泊及び体験予約は前年同期25%増の約1億件に達し、総予約高も同31%増の156億ドル(約2.3兆円)に。売上高は同29%増の29億ドル(約4263億円)を計上した。当期利益は、コスト圧縮効果もあり、前年同期の実績から3億8000万ドル(約559億円)多い12億ドル(約1764億円)となり、四半期ベースで最高を記録。同時に、利益率も37%から42%に上昇した。
調整後EBITDAは、同32%増の15億ドル(約2200億円)。キャッシュフローも前年同期の5億3500万ドル(約786億円)から9億6000万ドル(約1411億円)に増加し、第3四半期としては過去最大となった。
Airbnbによると、各地域で海外旅行者が増加したことから、越境総宿泊数は同58%増。その割合は総宿泊数の43%で2019年第3四半期の48%に近づきつつある。また、大都市での宿泊数も同27%増となり、都市圏での回復が見られるとしている。割合で見ると、総宿泊数のうち48%が都市圏(2019年第3四半期は58%)。
また、引き続き長期滞在の傾向が続いており、その割合は総宿泊数の20%。その大部分は欧米で見られるが、1年前と比べてアジア太平洋でも長期滞在の傾向が表れているとしている。
※ドル円換算は1ドル147円でトラベルボイス編集部が算出