ブッキング・ホールディングスは2022年第3四半期(7月~9月)の営業実績を発表した。それによると、売上高は前年同期比29%増の60億5200万ドル(約8900億円)となり、四半期ベースで過去最高となった。当期利益は同117%増の16億6600万ドル(約2450億円)と大幅に増加した。キャンセル数を含めた総予約額は同36%増の321億ドル(約4.7兆円)、予約泊数も同31%増となり、世界的な旅行需要の回復を表す結果となった。
第3四半期の非GAAP利益は、同35%増の21億ドル(約3090億円)。また、調整後EBITDAも同26%増の27億ドル(約3970億円)となり、前期の11億ドル(約1620億円)から2倍以上の増加で四半期ベースでは過去最高となった。
同社のグレン・フォーゲルCEOは今後について、「第3四半期を通じて、宿泊数が改善し、宿泊施設のADRも引き続き力強い成長を見せてる。マクロ経済的には懸念が多いが、10月も宿泊数は増加。2023年初頭の予約も伸びている」とコメントし、世界的な旅行需要の力強い回復に手応えを示した。
※ドル円換算は1ドル147円でトラベルボイス編集部が算出