2028年、東京に世界最高峰のホテルコレクション「Dorchester Collection(ドーチェスターコレクション)」の新ホテルが上陸する。三菱地所と東京センチェリーらが共同開発を進める「Touch Tower(トーチタワー)」の53階から58階に延べ床面積2万1400平米、110室を予定。トーチタワーは、同社らが東京駅日本橋口前で日本一の高さを誇るタワーとして2027年開業を目指して開発が進められている。
開業を発表する記者会見で三菱地所の執行役社長、吉田淳一氏は「(日本が)フランスなどの観光大国に追いつくために、グローバルな観光客が誘致できるブランドが重要。唯一無二、このエリアでしかできないことをここでやりたい」と意気込みを示した。
ドーチェスターコレクションは、世界5つの都市(ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、ロサンゼルス)における象徴的なホテルを9つ展開している。世界有数のセレブリティが宿泊する高級ホテルと知られ、今回発表された東京の開業はアジア初進出となる。
会見にはドーチェスターコレクションCEOのChristopher Cowdray氏も登壇。 長年、アジアへの進出を検討してきたことを明かし、今回、東京で開業することが「重要なマイルストーン」と語った。欧米以外のエリアでは中東で初となる「The Lana, Dubai」を2023年に開業する予定だ。
日本一の高さとなるトーチタワーの300メートル超に位置するホテルからは、東京湾や都市の夜景、富士山までを一望することができる。ホテルロビーから続く「SKY HILL」は、広々とした空間と緑で、自然を五感で楽しむことのできるオアシスとして「ここにしかない体験」を提供する予定だ。