ニュージーランドに5番目の「星空保護区」、光害のない美しい夜空、首都ウェリントンから車で1時間

©Pete Monk Photography

ニュージーランド政府観光局によると、首都ウエリントンの北東に位置する南ワイララパ地区とカータートン地区が国際ダークスカイ協会より「星空保護区」に認定され、「ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ」と名付けられた。ニュージーランドでは2012年、南島のアオラキ・マッケンジーが初めて星空保護区に認定されており、「ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ」で5つ目となる。

「ワイララパ・ダークスカイ・リザーブ」はウエリントンから車で1時間のワイララパ地区の郊外に位置する。今回認定されたエリアは3665平方キロで、奈良県の面積とほぼ同じ大きさ。夜間照明記録器を設置し、保護区に新たな光が入り込まないようにしており、広大な自然のなか、漆黒の澄んだ夜空にきらめく星空や流れ星が広がる。今後、保護区の範囲をワイララパ北部のマスタートン地区まで拡大する計画があり、実現すると5895平方キロになるという。

星空保護区は、国際ダークスカイ協会が2001年に光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える制度として開始。認定には、夜空の暗さ(星空の美しさ)だけでなく、屋外照明に関する厳格な基準や、地域における光害に関する教育啓発活動などが求められる。

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