欧州5都市の観光による経済貢献度、首位はパリ、2022年は2019年比6%減まで回復、世界旅行ツーリズム協会がレポート

世界旅行ツーリズム協議会 (WTTC)の最新レポートによると、ロンドン、パリ、ベルリン、ローマ、マドリッドにおける観光の経済効果が大幅に回復していることが分かった。このレポートは、オックスフォード・エコノミクスと共同で調査したもので、観光によるGDP、雇用、消費額への貢献度を指標化したもの。

2022年に主要5都市の中で最も力強い回復を見せたのがパリ。他の4都市の経済貢献度が2019年比で18~30%下回っているのに対し、パリは2019年の380億ドル(約5兆円)を6%下回る357億ドル(約4.7兆円)にまで回復を見せている。

ロンドンは150億ドル(約2兆円)。ベルリンは同18%減の77億ドル(約1兆円)。マドリッドは同24%減の55億ドル(約7315億円)。ローマの回復が最も遅く、同30%減の70億ドル(約9310億円)にとどまった。

2019年の5都市での経済貢献度は計835億ドル(約11兆円)。2021年は2019年比15%減の710億ドル(約9.4兆円)だった。

※ドル円換算は1ドル133円でトラベルボイスが算出

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