JTBは、AIを活用した移動体験「スマートシャトル」を展開するNearMe(ニアミー)社と資本業務提携契約を締結した。これによって、持続可能な観光地づくりに向けて、二次交通の課題解決で協業を進めていく。
ニアミーが展開するスマートシャトルは、空港送迎シャトルの「nearMe.Airport(ニアミー エアポート)」など地域が抱える移動・交通の課題解決を目的としている。同社は事前予約とAIを用いた最適化アルゴリズムによるマッチングを中心とした「相乗りサービス」をいち早く開発し、サービスを提供してきた。
JTBは、この連携によって、観光型MaaS「Tourism Platform Gateway(TPG)」の交通サービス機能としての活用、タクシー事業者のDX支援につなげることが可能となる。
両社は今後、観光地の拠点間移動時の、電車・バス・タクシーに次ぐ「第4の公共交通機関」としての交通サービスのほか、大会・イベント時の、空港・駅・ホテルなどの拠点から会場までの効率的な移動サービス、JTB商品購入者向けの移動サービス、地方においての交通弱者向けのソリューションなどの開発・提供に取り組む。