日本政府観光局(JNTO)によると、2023年4月の日本人出国者数(推計値)は56万200人となり、前月(69万4293人)よりも約13万人少なかった。2019年同月比の伸び率は、66.4%減(2019年4月の実数は166万6546人)。伸び率は今年2月以降、ほぼ同水準で推移しており、日本人の海外旅行は回復が停滞している。
航空データOAG社によると、2023年4月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が前年比324.6%増の1万3684便、提供座席数が308.2%増の325万332席となった。主要空港以外でも、国際線が出発した空港は16空港に広がり、かつ、便数も増加。地方空港を含めた日本発国際線の合計は、便数が346.0%増の1万4393便、座席数は325.2%増の338万9071席に増加している。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。