中国のメーデー休暇の国内旅行回数は2019年比でも2割増、アリババ・フリギーの海外旅行予約は日本など近隣が人気

中国文化観光部は、2023年4月28日から5月3日の労働節休暇(メーデー)期間中の中国人観光客による総国内旅行回数は前年同期比70.8%増、2019年比でも19%増の約2億7400万回となり、観光消費額は同128.9%増の1480億元(約2960億円)になったと発表した。

アリババグループの旅行サービスプラットフォームFliggy(フリギー)によると、同社サービスを利用した長距離国内旅行予約は、旧正月連休中(2023年1月)に前年同期比500%増となり、4月下旬には、労働節休暇期間中の旅行予約が2019年を上回まった。

また、労働節休暇中の海外旅行予約は、今年初めの旧正月休暇時と比較して200%以上増加。香港、タイ、日本、マレーシア、韓国、マカオ、中国、シンガポール、ベトナム、インドネシア、オーストラリアなどの近隣国の予約が多かったほか、エジプト、アラブ首長国連邦、イタリア、フランスなど長距離国の予約も急増したという。

一方で、信用格付け会社フィッチ・レーティングスの分析によると、今年1~3月の中国発の国際線乗客は2019年水準の12%に相当する224万人にとどまった。

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