ロイター通信によると、2023年6月22日~24日の端午節連休の中国人旅行者数が前年比32.3%増の推定1億600万人万となった。中国文化観光省によると、パンデミック前の2019年比で12.8%増。中国の旅行者数は、消費者動向のバロメーターとして注目されている。
同期間中の国内観光収入は、前年比44.5%増の373億1000万元(約7462億円)。2019年の94.9%まで回復した。中国最大のオンライン旅行会社シートリップによると、国内の観光サイトでの航空券の予約が2019年の水準から2倍に増加したという。
しかし、今年5月の労働節の5連休では旅行者数が2019年比19.1%増、観光収入が2019年とほぼ同等だったことと比べると、端午節連休の回復はその時期を下回った。
国家移民局によると、中国国境を越えた旅行者は前年の2倍以上の396万人。2019年比では64.6%にとどまっている。内訳は中国本土の旅行者で197万人、香港、台湾およびマカオ居住者が167万人、その他が32.2万人。
※元円換算は1元20円でトラベルボイス編集部が算出