京都・MKグループ、タクシー運転手の英国研修を再開、大阪・関西万博を見据え、インバウンド需要拡大に対応

エムケイホールディングスは、2020年1月からコロナ禍で中断していた海外研修制度を再開する。京都でタクシー事業など行うエムケイ社のハイヤー部と宇治城陽営業所に所属するドライバー5人をイギリスに派遣。4人は3ヶ月間、1人は2ヶ月間の研修を終えたのち、帰国後はESD(English Speaking Driver)として語学レベルに応じて海外ゲスト送迎の業務に就く。

MKグループでは、2025年大阪・関西万博開催に向けてインバウンド需要が高まるなか、外国語で接遇できるドライバーの育成に注力している。

MKグループは、インバウンド需要に対応するため、外国語で接遇できるドライバー育成として、2015年から派遣回数を年1回から年2回に増やすとともに、学習言語については英語に加えて中国語を追加した。今回が第36回目の海外研修の実施。これまで延べ115人が派遣された。

社内の英会話資格認定制度では、年に2回の試験で8段階のランクを認定。8級・7級を初級、6級と5級をプレ中級、4級と3級を中級、2級と1級を上級とし、接客で使う挨拶が出来るレベルを8級、1級はネイティブにも違和感がないレベルの英会話力だけでなくゲストと共通の話題が話せるよう時事や教養が求められる。

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