旅行のモバイル予約の拡大が加速、その背景を整理してみた、一方で「生成AI」実装の影響は未知数【外電】

大手OTAやホテルチェーンは、モバイルチャネルやアプリに注力している。ブッキングドットコムは、予約の半分以上がモバイル端末で行われていると明かしている。マリオット・インターナショナルのアンソニー・カプアノCEOは、モルガン・スタンレーのイベントでモバイルの重要性が増していることを強調した。

ユーロモニターの最新調査によると、現在オンライン旅行予約全体の35%がモバイルによるものだ。

マーケティングコンサルティング会社Affiliredは、260軒のチェーンホテルおよび9000軒の宿泊施設を対象にした調査で、モバイル端末からの予約の比率が2020年の23%から2022年には24%強に増加し、2023年第1四半期には29%まで上昇したことを明らかにした。

同社のマーケティングコミュニケーションディレクターであるアナ・カルモナ氏は「モバイル販売比率が高まっている背景には、ホテルチェーンの予約アプリの爆発的な増加、そのチャネルを促進する戦略、そしてデジタルネイティブ旅行者の増加がある」と分析している。

JSホテルでは、2023年のモバイル予約は前年比で5%増加する見込み。同社レベニューマネージャーのマリア・マグダレナ・リャブレス氏は「この傾向は、パンデミックが理由だとは思えない。むしろ、人々が近年さまざまな場面でモバイルデバイスに頼ることに慣れてきた結果だろう」と話す。

OTAが自社のアプリの開発にも注力していることを考えると、モバイルデバイス経由の予約が今後も増加することはほぼ間違いない。ある識者は、端末の画面が大きくなる傾向がモバイル予約の増加を後押しする可能性があると指摘している。

一方で、ChatGPTやGoogle Bardなどの生成AIがモバイル予約にどれほどの影響を与えるのかはまだ分からない。エクスペディアが自社アプリでChatGPTのプラグインの提供を始めたように、多くのOTAはそうしたテクノロジーを実装しようとしている。

エクスペディアCEOのピーター・カーン氏は「ChatGPT にユーザーは興奮しており、彼らはそれを試している。しかし、それが検索プロセスを強めるものなのか、これまで以上に早く目的地にたどり着けるようになるかは、その人次第。アプリユーザーはすでに、必要なものに見つける方法を知っているため、長い文章をたくさん入力する必要はない」と話している。

※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営するニュースメディア「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事: HOTEL BOOKINGS VIA MOBILE DEVICE CONTINUE TO EDGE NORTH

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