総務省統計局は先ごろ、「家計消費状況調査(2023年10月分結果)」を発表した。それによると、2023年10月の二人以上の世帯のネットショッピング支出額は2万2554円。前年と比べ、名目増減率(※)は10.6%増となった。ネットショッピング利用世帯自体の割合は、前年から2.2ポイント増の54.0%。
調査の内訳をみると、2023年10月の旅行関係費は4319円で、過去最高を示した7月以降は2か月連続で低下傾向となったものの名目増減率は前年比16.4%増、全体の変化に対して影響度を示す名目寄与度は2.99%と高水準で継続。食料費も5055円(前年比・名目16.2%増、寄与度3.46%)で、安定的な伸びを記録している。
そのほか、金額や寄与度は小さいものの、比較的伸び率が大きい項目として、家電が1177円(前年比・名目16.5%増、寄与度0.82%%)、自動車等関係用品の488円(前年比・名目37.1%増、寄与度0.65%)などとなった。
※ 名目増減率=物価水準の変動の影響を除去していない増減率
詳細データは以下から参照できる。