宿泊施設向けAIスピーカー事業を手がけるTradFit社は、1つの客室に複数のゲストが宿泊している場合でも、音声データや画像データに基づいて、どの宿泊ゲストがリクエストしたのかを判定する基本特許技術「スマート話者判定」を発表した。音声、AI、IoT技術を活用し、ゲストの旅行体験を向上させるとともに、宿泊施設の業務オペレーションの改善を図る。
「この部屋にはA様とB様が宿泊しているが、今話しているのはA様だからA様に合った提案をしよう」といったように、年齢、性別、国籍といった宿泊ゲストの属性に応じ、好みの室内温度、レストランなどの要望に応える。同社はすでにAIスピーカーから宿泊ゲストの要望を受け付け、ゲストの好みに応じたレストラン、観光地、アクティビティなどの旅行情報を提供する「スマート旅行」も提供しており、ほかにも多数の特許を出願している。