KDDIら、関係人口の創出へNFTプロジェクト開始、フードロス削減にむけて食材購入の権利として販売

KDDIと地域貢献プラットフォームを運営するSAGOJO社は、関係人口の創出を目指し2024年2月2日からNFTプロジェクト「すごい地域NFT『KIN-TOWN』」を開始する。第一弾は北海道中標津町と和歌山県紀の川市で、双方が抱える食や生産者の課題をテーマに、フードロス削減や生産者とのリアルな出会いを育むNFTを発売する。

SAGOJOに登録するクリエイターなどが、中標津町および紀の川市のフードロス削減や生産者とのリアルな出会いを実現するNFT「最果ていきもの学校 漁師編」(中標津町)と「くだものおすそわけパスポート」(紀の川市)を制作。デジタルアート作品などの購入ができる「αU market(アルファユーマーケット)」で発売する。

中標津が位置する道東エリアの一次産業はブランド化が課題となっているほか、特に漁業では未利用魚のフードロスが課題となっているところ。「最果ていきもの学校 漁師編」では、中標津町の隣町である標津町の漁師団体「波心会」から未使用魚の活用法や技術を学ぶことのできる権利をNFTとして販売。現地を訪れる人を増やすきっかけにしていく。

また、紀の川市は多様なフルーツを生産しているにもかかわらず、商材1つに絞れない難しさや、形が悪いなどの理由で流通しないフルーツの破棄が課題。今回の企画では、紀の川の「バーチャルご近所」になることで、日ごろ地元の人同士で行われている未利用品のフルーツおすそわけやコミュニティに、遠方にいながら参加できる権利をNFTとして販売する。

このプロジェクトは、地域への経済的支援とNFTを通した地域に関わる意欲のあるコミュニティを立ち上げるのがねらい。地域事業者とともにSAGOJO登録者ネットワークを通じて起用したクリエイターや、SAGOJO社が募集したメンバーが共同でNFTの企画・制作をおこなう。

報道資料より

報道資料より

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